睡眠不足は誰もが一度は経験したことがあると思います。
実は、日本は世界でも睡眠時間が短い傾向にあり、睡眠不足に悩まされる人が多い国です。
この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら最近は日中に眠気を感じたり疲労感を感じているのではないでしょうか。
睡眠不足は体に様々な悪影響をもたらします。しかし、睡眠不足をどうやって解決したらいいか分からないという方も多いでしょう。
そこで今回は、睡眠不足が引き起こす症状（悪影響）・原因・治し方について解説していきます。
睡眠不足が引き起こす症状（悪影響）
睡眠不足は小さな症状で済む場合もあるので「良くあることだし、ちょっとくらいなら平気」と考えてしまうかもしれませんが、下手をすれば病気になるので侮ってはいけません。
ここでは睡眠不足の悪影響について4つほど紹介します。
- めまいや吐き気を引き起こす
- 集中力・注意力・思考力が低下する
- うつ病のようになる
- 様々な病気にかかりやすくなる
もし1つでも当てはまっていたら、睡眠不足の可能性があるので注意しましょう。
吐き気やめまいがする
睡眠不足になると、吐き気やめまいを引き起こします。これは、睡眠不足によって自律神経や三半規管が乱れているためです。
通常の場合、日中は交感神経が活発になり、睡眠時は副交感神経が優位になり体を休めるためのホルモンを分泌してくれます。
ところが睡眠不足になると、自律神経の切り替えがうまくいかず、交感神経が優位のままとなり、消化管の動きを緩めてしまうので吐き気を引き起こします。
また、三半規管はストレスや睡眠不足の影響を受けやすいとされており、その症状としてめまいが現れます。
めまいや吐き気は体の機能が乱れている証拠なので意識して休息をとるようにしましょう。
集中力・注意力・思考力が低下する
睡眠不足は、集中力・注意力・思考力の低下の原因となります。
質の高い睡眠をとることで心と体がリフレッシュされ、頭がスッキリとした状態で目覚めることができますが、睡眠不足の状態では脳がリフレッシュされません。
そのため頭がぼーっとしてしまい、以下のような状態になってしまうのです。
- 仕事に身が入らない
- 考えがまとまらない
- 良いアイディアが思いつかない
- ケアレスミスが増える
このように、睡眠不足は日々のパフォーマンスの低下させます。日々のパフォーマンスを上げるためにも睡眠は大切なのです。
鬱状態になる（情緒不安定になる）
睡眠不足はメンタルにも悪影響を及ぼします。
睡眠にはメンタルを整える効果がありますが、睡眠不足になると感情の制御がうまくいかず、ネガティブな情動刺激に対してだけ反応しやすくなります。
先ほども述べたように、睡眠不足の状態では脳がリフレッシュされません。だから、これといった原因もないのにイライラしたり、いろんなことを不安に思うようになるのです。
僕自身も、睡眠不足の時はいつも気にしていなかったことが急に不安になったり、これといった理由もないのに気持ちが暗かったりするので、睡眠とメンタルの関係性を実感しています。
また、ストレスや不安を感じるようになると寝付きが悪くなったり、睡眠の質が低下してしまい、悪循環になってしまうので気を付けましょう。
様々な病気にかかりやすくなる
睡眠不足になると様々な病気にかかりやすくなります。
睡眠は「体のメンテンナスの時間」と言われており、主に2つのメンテナンスが行われます。
- 細菌やウイルスから体を守る免疫力が睡眠時に維持・強化され身体を守る
- 睡眠時に分泌される「成長ホルモン」によって体の傷んだ細胞を修復する
睡眠不足というのは体のメンテナンスが行われていない状態に等しいので「免疫力は低下し、体の細胞はボロボロの状態」になり、病気にかかりやすくなるのです。
健康でいるためにもしっかりと睡眠をとりましょう。
睡眠不足になる原因3選
睡睡不足になる原因は人により異なりますが、ここでは睡眠不足の主な原因となる行為について解説していきます。
今回解説するのは以下の3つです。
- 寝る前にスマホを見る
- 寝る前にカフェインを摂取する
- 寝る前に考え事をする
1つずつ解説していきます。
寝る前にスマホを見る
寝る前にブルーライトを浴びるのが良くないということはよく耳にすると思いますが、寝る前にブルーライトを浴びる一番の原因となるのが「寝る前のスマホチェック」です。
寝る前にブルーライトを浴びてはいけない理由は、画面の光を浴びることで「脳が昼間と錯覚してしまう」からです。
アラームをセットする程度の時間であれば全く問題ないですが、あまり長い時間見てしまうと脳が覚醒して眠れなくなってしまうので控えましょう。
いきなり寝る前のスマホチェックをやめるのは辛いと思いますが、同時にスマホ中毒から抜け出すチャンスでもあるので頑張りましょう。
寝る前にカフェインを摂取する
寝る前にカフェインを取ると眠れなくなるというのもよく耳にすると思います。
知ってのとおり、カフェインには脳を覚醒させる効果があるので、当然ながら寝る前に飲むと睡眠不足になる原因になります。
ですが、朝起きた後にコーヒーを1杯飲んでカフェインを摂取すると眠気を飛ばしてくれるので、仕事のパフォーマンスを上げる効果があります。
カフェインは日常にうまく取り入れることであなたの心強い味方になってくれるので、適切な時間に摂取するようにしましょう。
寝る前に考え事をする
誰でも一度くらいはベッドに入りながら考え事をした経験があると思います。
しかしながら実は、寝る前に考え事をすることも睡眠不足の原因になります。
寝る前に考え事をすると脳が覚醒してしまったり、ストレスを与えてしまい余計に眠気を飛ばしてしまうからです。
とはいえ、急に考え事をやめるというのも無理な話。では、どうすればいいのでしょうか。
結論としては「一度考えだしてしまったなら、自分なりに結論が出るまで考え抜く」です。
考え事をしてしまうというのは、考えているものに対して何か不安があるということです。
不安というのは一旦は無視できても、ずっと無視し続けることはできません。ならば、いっそのこと考えぬいて自分なりの結論を出し、不安を和らげた方が気持ちが楽になります。
そうすれば、考え事で眠れなくなるということもなくなるでしょう。
睡眠不足を解決するには生活リズムを整える事が大事
睡眠不足を解消する方法は結論から言えば「睡眠の質を上げる」しかありません。そして、睡眠の質をあげるには生活リズムを整えることが大前提となります。
生活リズムを整えるコツは「寝る時間と起きる時間を決め、徹底的に守る」だけです。
しかしながら、生活リズムを保つのは想像以上に難しいのが現実です。実際に僕も気を抜いたらすぐに生活リズムが乱れてしまいます。
だからこそ「絶対に守り抜く」という意思を持って、徹底的に寝る時間と起きる時間を守る必要があるのです。
ちなみに僕は夜は23時に寝て、朝は7時に起きるようにしています。この時間を守るようにしてから日中に眠くならないので、頭が働いて日々のパフォーマンスが向上するようになりました。
今、記事を読んでいる段階では半信半疑かもしれませんが、効果はあるのでだまされたと思ってやってみてください。
【まとめ】睡眠不足はリスクがたくさん潜んでいる
今回は睡眠不足が引き起こす悪影響、原因、解決方法について解説しました。
睡眠不足には多くのリスクが潜んでいることがお分かりいただけたかと思います。
睡眠不足は一度なってしまうと負のスパイラルに陥りがちです。そうならないためにも、ぜひ睡眠を意識して規則正しい生活を送ってみてください。きっとあなたに良い影響を与えてくれるでしょう。
記事を読んでくれたあなたが健康的な生活を送れることを願っています。
それでは、おやすみなさい。（ZZZ…）
